- 2008-08-22 (金)
皆さん、こんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。
時節ごとに変わる挨拶の言葉は、情緒ある日本語ならではで良いものですね。

さて今日は、1953年の映画をご紹介したいと思います。
監督は、ジョン・ウェイン、モンゴメリー・クリフト主演の西部劇映画『赤い河』をはじめ、数々の名作を残したハワード・ホークス、そして20世紀フォックスが制作した映画です。

この映画では、ハリウッドが誇る2大セクシー女優、ジェーン・ラッセルとマリリン・モンローが主演し、ふたりはニューヨークのキャバレーに出でているショーガールを演じました。


親友でもあるこの2人は、ひょんなことからパリ行きの豪華客船に乗ることになり、、、
モンロー演じるローレライは、若くて資産家の男性と婚約中。彼をパリへ連れて行き、結婚に反対する彼の家族から引き離すのが目的。彼女のセリフに「お金持ちの男性は、美人と同じくらいの価値があるのよ。」というのがありますが、言い得て妙、実に面白い哲学ではありませんか。
一方、ラッセル演じるドロシーは、お金には無頓着。結婚の第一条件は愛、と信じる彼女は、最終的にはその愛に巡り会うことになります。
映画自体は、コメディタッチで気の利いたジョークが満載、歌や踊りも楽しめるエンターテイメント映画に仕上がっていると思います。

当時、ジェーン・ラッセルは既にビッグスターでしたが、マリリンも、この映画をきっかけにスターへの階段を一気に駆け上りました。彼女はそれまでに多くの映画に出演しており、観客の心を強く引きつける力とその演技力は、ハリウッドの映画関係者誰もが、注目するところとなっていましたが、このローレライ・リー役で、スターの座を不動のものにしたといえましょう。
常に、セックスシンボルとして名が挙げられますが、コメディもシリアスドラマも難なくこなす彼女の演技力と才能、そしてミュージカル映画にも天賦の才能がありました。そしてその独特の魅力によって伝説と化し、今もなおその名は色あせずにあるのです。

私は、そのマリリンのハリウッド映画史に残る有名なミュージカルの一場面『ダイヤモンドは女の大親友』に、ダンサーのひとりとして出演しました。
このシーンは、後に多くの女優や歌手によってコピーされていますが、それほど偶像的なものであるという証拠でしょう。数週間のリハーサルの後、撮影に3日かけたシーンで、最終日には作業は深夜にまで及びました。その間マリリンは、常にプロフェッショナルな姿勢を崩しませんでした。


この映画の衣装を担当したのは、トラヴィッラというデザイナーです。2人の美しい女優がまとうドレスの数々は、どれも印象深くしかもモダンでもあります。
特にオープニングのシーンでの深紅のドレスは、まぶしいほど。そして『ダイヤモンド~』でのマリリンのピンクのドレスはまさに完璧。彼女の魅力を余すところ無く引き出しています。
トラヴィッラは、マリリンが大変気に入っていたデザイナーで、その後のほとんどの映画で、彼女の衣装を手がけています。








今でも、この『ダイヤモンドは女の大親友』は、私の最も好きな映画シーンのひとつです。それにしても、マリリン・モンローと共演したなんて、何と幸運な事でしょう!

ではまた。過ぎ行く夏、晩夏をお楽しみください。
ジョージより
【翻訳 H・SANO】
この映画のDVDは下記で購入可能です。
アマゾン・ジャパン
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