- 2007-09-14 (金)
こんにちは、またまたジョージです。
先週は大きな台風が東京地方に来たらしいですが、みなさん大丈夫でしたか?
ケガまたは何か大きなトラブルはありませんでしたか?
ここロスアンゼルスでは台風やハリケーンなどの被害はありませんが、地震と暑い日が続いたときなどには山火事が時々発生します。
しかし2005年にニューオリンズを襲ったハリケーン『カト―ナ』はまだみなさんの記憶にも新しいと思います。天災の度に建物や交通機関が破壊されたり、多くの人が亡くなったりするのを目の当たりにして人間の無力さを感じます。
ただ、もし自分の周りで何か起こったらば、出来るだけコミュニティーのボランティアに参加しようと思っています。

先週、「あしやからの飛行」(1964)の撮影の間、日本に滞在したときの幾つかの体験をお話しました。
今週のその続きです。
私が東京に滞在中、東京テニスクラブを所有されていた紳士から「暇な時間いつでも遊びに来なさい。」と言われ、私はよくテニスの練習に行きました。
私は今でもテニスが大好きですし、その当時私にコートの使用を快く許可してくれた彼に今も感謝しています。
とても素敵な場所で、とりわけプライバシーが守られていたことはありがたく思いました。
彼には当時2人のたいへんテニスの腕が立つ10代になる息子さんたちがいました。
私が遊びに行くたびに、彼らのどちらかが私の練習相手になってくれました。
彼らの貴重な時間と熱心な指導のおかげで私のテニスの腕も随分上達しました。
あのときの彼らの助力には今もお礼をし尽くすことは出来ません。
そしていつも私が日本を訪れるたびに、いろいろな所で同じように感じるあなた方日本人からの『思いやり』に感謝しています。

京都ではきれいなアンティークショップを営んでいた英国人に出会いました。
彼のお店に入ると、私はそこにあった数々の美しいものに感銘を受けました。
彫像、家具など多くのものがあり、ひとつひとつは歴史的な美術品なのです。
まるで違う世界に来たような、過去を詰め込んだ美術館のようなのです。
私は全てもものに感激し、一日の大半をそこで過ごしました。
最終的に、私は仏教寺院から運ばれた石で出来た『ガンダーラヘッド』という名の彫像の購入を決めました。
なぜなら、私はそれに美しさと穏やかさを感じたからです。
そして私はそこで東インド美術がギリシア文化の影響を大きく受けていることを教えてもらいました。
またその他に欅で出来た箪笥を二つ、大きなものと小さなものを購入しました。
小さなほうはリタ・モレノにお土産としてあげ、大きなほうは今も自宅の居間に大事にしてあります。
そして私を訪ねてくる人たちは必ずこの箪笥のことを褒めるのです。

またこのアンティークショップオーナーはユル・ブリンナーと一緒に仕事をしていたウォルター・リーズの友達でもありました。
そしてウオルターは京都の郊外に旧式の日本家屋を持っていました。
ある日曜日、彼は我々をその古民家に招待してくれました。
その日はパーフェクトといっても良い日和で、青い空がどこまでも広がる静寂な晴天でした。
我々が到着をすると、そこはまた別の世界が広がっていたのです。
そこは大変小さな村で、たいへん荘厳な雰囲気の藁葺屋根の家が点在していました。
そんなに家屋数は多くなく、全ての家が藁葺屋根だったことを憶えています。
私たちはここに住んでいる隣人たちからお茶などのもてなしを受けました。
全ての人たちが優しくて、親切だったのです。
私が感心したことは、彼らは農業を営み、普通の街の暮らしからかけ離れた隠遁生活をしていることでした。
ここでも静寂さと平和な空気を感じました。
私はこの日ほど、一日の終わりを惜しんだことはありませんでした。
そして私は観光客として決して体験できなかった日本をこれからも思い出し続けるはずです。
こんな素晴しい日々を…

それではみなさん、またよい週末と来週も素敵な一週間をお過ごしください。
明日は日本から仕事でやってくるミュージカル男優と会う予定です。
この話はまた近日にでもお話します。
それでは、さようなら。
George
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